とりえかんざし

いつもなにかにこころをよせて、恋していたい

『3行メモ×5枚で800字作文がスイスイ書ける』 -松永 暢史(マツナガノブフミ)-主婦の友社

今年最大の収穫であったと思える本を紹介したい。

わたしに「文章(作文)って面白いかも」って思わせてくれたはじめての本。



わたしは文章をかくコトが苦手だった。


「苦手だった」なんてかくと、

「今はさぞ得意なんだろう?」なんて思われるかもしれないが、初心者です。ひよっこです。


だけれども、今後文章をかくコトが、

もっと好きになり、もっと得意になるであろうことは、たしかなのです。



なぜこんなことがいえるのか。

そのきっかけは、この本との出会いからはじまる。



『3行メモ×5枚で800字作文がスイスイ書ける』 -松永 暢史(マツナガノブフミ)-主婦の友社

3行メモ×5枚で800字作文がスイスイ書ける―算数も理科もこれ次第


その日わたしは図書館でべつの本を借りるつもりで行った。

だが、その本は貸出中だった。残念無念。


あてもなく図書館をうろつくわたしの左前方に、表紙の黄色い本が映る。そう、今日紹介する本である。


目にとまってしまった。一度やりすごすが、気になって仕方がなくなってくる。ああ、またこのパターンか。

この状態になるとわたしはその本を読まないかぎり、数週間は気になって気になってしょうがなくなる病を発病してしまう。これをこじらせると大変である。時に、一日がかりで本屋という本屋をハシゴして1冊の本を探し回ったこともあった。

でも「作文」とか苦手だしキョウミないし・・・



借りることにした。

こういう本はそういうヤツに読んでほしいからこういう本なのだ。

目次を一覧し、パラパラとページをめくってみる。
すると興味深い1文が目にとまった。

これまでの作文の流儀、考え方を完全に捨てましょう。作文は書くものではなく、読んで字の如し、作るものです。

衝撃だった。まんまとやられた。

書くのは苦手だけど、作るのならば話は別だ。
筆者はこの本の中で、文章作りをこう例えている。「子どものブロック遊び」のようなものだ、と。

胸がざわついた。
・・・これはいけるかもしれない。

文章の実体は、個々の言葉の組み合わせです。私、あなた、好き。私はあなたが好き。あなたを私はすき。好きなの、あなたが、私は。どれでもかまいません。大切なのは、「私」と「あなた」と「好き」が欠かせないところです。後は、「とっても」を入れたり、「死ぬほど」を入れたり、トッピングも自由です。

「わたし、ずっとあなたのことが好きでした。」
これでもおっけーなんだよね。

「わたしは好き、あなたが好き、とっても好き。」
これでもおっけーっていうことなんだよね。

伝えたい言葉の部品があれば、あとは組み立てるだけ。
なんだかわたしにもできそうだ。

おもしろい、、、、、かも。


わたしが学校で文章を習ったときは、
書き始めは1時下げるとか、起承転結とか、小論文なら、まず結論。具体例は2つが望ましい、最後にもう一度結論と自分の決意やこれからの展望を述べる。
そんなものだった。

しかし、つまらない結論など書きたくない。具体例なんか1つだって浮かびやしない。そんな感じだった。
書く順番や、形式をどれだけ学んでも、わたしには文章をまとめるのはおろか、書き始めることさえできなかったのだ。


この本は、こんな学生時代のわたしのような人にぜひとも読んでもらいたい。
世の全てのブロガーにも強く勧める。


だって、読み終えたわたしが

「もう作文はまかせとけ!!!」

ってちょっととくいげなんだから。


今日引用させてもらったのは、本文中の、さわりの部分です。ほんっと最初のつまみ程度。

ちょっと読み進めると、文章作成術の具体的な流れがこれまたわかりやすい例とともに紹介されます。

夏休み。作文の宿題がでた。何から書き始めていいのかすらわからず、ペンがとまる。
そんな小学生があれよあれよと作文を完成させていく様子がまるっと入っています。

これがまたおもしろいしかわいい。勉強になる。


とても良書です。「作文」って聞くと、カタイ文章を想像してしまいますが、この本を読み終えると、そこから完全に脱却した感覚が味わえるかも。子どもたちの、のびのびとした柔らかい文章(作文の宿題)を追いつつ、にやにやしながら読み進めることができると思います。

3行メモ×5枚で800字作文がスイスイ書ける―算数も理科もこれ次第

3行メモ×5枚で800字作文がスイスイ書ける―算数も理科もこれ次第


この本もおすすめします。二股してみて。