とりえかんざし

いつもなにかにこころをよせて、恋していたい

『持たない暮らし』 -下重暁子

手離さずにずっと持っていたい本。
多くの人にさりげなく勧めたい本。


ページをめくるたび、

シンプルで自由な暮らし、その生き方への考え方、感じ方に惚れてしまう。
いい刺激を受け、なんだか自分の周囲の空気が澄んだような錯覚を覚える。


中でもこの一段落の文章。好きで好きでしょうがない。

この店に毎日、一匹の魚を買いに来るお年寄りがいる。一人暮らしになった魚好きの彼女のたった一つの楽しみと贅沢は、美味しい魚を一つ買って食卓にのせること。究極のシンプルで贅沢な食卓である。わたしも歳をとって元気で一人暮らしなら、そうありたいと思う。お年寄りにも、ていねいに魚を選んであげるような魚屋を見つけることだ。


そのまま真似するわけじゃない。
けど、
普段からこういう幸せを見つけられる人にわたしはなりたい。


今日もこの部分が頭の中をめぐりめぐっている。

持たない暮らし

持たない暮らし