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とりえかんざし

お休み中です

母に本を読ませるため、作戦を練っている。

わたしはひそかにある作戦を練って練ってネリネリしている。

母に本を読ませる

という作戦である。


わたしの母はとにかく本を読まない。

本を読まない母は、わたしには
「もっと(テレビ)ドラマを見て、世の中を知りなさい」と、時折責め立ててくる。

共通の話題があるのはいいと思う。
しかし、わたしはドラマは見ない。テレビを見ない。見たとしても「のど自慢」と「YOUは何しに日本へ」くらいなんだよ。


いやいやそうじゃなくて、本の話だ。

母に本を読ませたい。

ファッションや、ラーメンばかりが載っている本じゃなくて、人の考えが文章になっているものがいい。
いろんな価値観が心地よく刺激になるようなものがいい。

この際文章ならなんでもいい。


どんな手段がいいだろうか。

今実行している作戦は、
“この本面白いから貸したげる作戦”
である。

貸してからちょうど1月たとうとしている。
が、未だに感想の1つもない。

かといっていたらば、
「ねえ、あの本まだ借りてて大丈夫なの?」
と質問してきた。


なるほど。
その顔は、わかるぞ。

読んでいないのか。



母に本を読ませたい。

余計なおせっかいなのは重々承知している。
懲りずに次の作戦を練っている。


次は共有本棚(一方的)をつくっておみまいしてやろうかと考えている。

図書館でかりた本なら期限付きだ。
一期一会っぽさがでて、後回しにしにくくなる。

いろんなジャンルで押していけばストライクがとれるかもしれない。

などと淡い期待をえがいて。



「暮らしのおへそ」 -主婦と生活社(私のカントリー別冊)

様々な分野の人の、日常の暮らしを切りとった本誌。
誰にでも親しみやすく、けれども、自分ではない、誰かが好きな何か。そんなちょっと未知な世界に触れることもできる。

表紙をめくるといつもこの一文が目に入ってくる。

その人だけがもつ習慣、その人の根っこをつくるもの。
それを、この本では「暮らしのおへそ」と呼びたいと思います。

「暮らしのおへそ」シリーズを机の上に重ねて、寝る前にまったりと眺めるのが好きだ。わたしは。

母はどうだろうか。

この本なんかは、読んでくれるのではと踏んでい