とりえかんざし

いつもなにかにこころをよせて、恋していたい

指が死んでる

月曜日のお題は「所作・身嗜み」です。

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「ほら、指が死んでるゾ」

びくっとなって、
あっ、と気づいて
指先をこれでもかというくらい、ぴん、と張る。ついでに背筋も伸びる。

小学生時代、空手の稽古を受けていました。

学校から帰ってきて、宿題を済まし、友だちと遊び、夕飯を食べたあと、胴着に着替える。着替え終わると母が送り迎え兼、見学をしてくれるのだ。

稽古とは、"古きをならう"という。
空手には「形(かた)」というものがあるが、形とは、その名の通り形式である。古くからある多人数との戦いの術、姿勢、足運びなどを形式化したものを演武する。それが形である。

以前投稿したエントリに「形」の動画を貼ってありますので、それを見るとわかりやすいと思います。

わたしが形をするときによく注意されたのが、指先。

「指先が死んでいるぞ」と何度も何度も指摘された。あれこれと考えていると集中が途切れて、つい油断してしまう。戦いの最中にそんな様子では突き飛ばされてしまう。

確かに、指先にまで力がこもっていると動きがキレて、力が入りやすくなり、意識も強まる。見た目も比べるまでもなく、よいものへと、まったく変わってしまう。

こういったことは、着物を着る習い事を経験された方でしたらよくご存知かもしれません。

日常生活にも関係なくはない。


たかが指先、されど指先。

指先までピンと意識を巡らせればいい。いとも簡単に、強く、美しくなります。


あなたの指は、先の先まで意識が満ち満ちていますか
それとも、、、
「ほら、指が死んでるゾ?」