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とりえかんざし

お休み中です

つらい読書、らくな読書。

本は1ページ目から最後まで「読まなきゃいけない」ものじゃありません。
パラパラとめくり、1つ、いいなと思った言葉が見つかれば、それで満足して、本をとじていい。


わたしの読書に対する姿勢。


***

わたしは、、、
話を聞くのが子どもの頃から苦手。

苦手だからこそ、一字一句聞き逃さないように緊張を張りつめて、前のめりになって耳を傾ける。
だけれどもそうすればするほど、聞いているうちに眠くなるし、注意が散漫して今話されてる言葉が耳に入らなくなる。途中で自分の頭の中で思考を巡らせてしまう。それで、気づいたときには聞き逃している。

読書も同じ。最初から最後まで読もうとすると、途中で必ずつらくなる。つらさから遠ざかるためだと思うけど、眠くなる。もうね、眠くなってばかりです。あはは。


だからわたしは、いいな、と思ったところが見つかれば、それだけを「いいなア」としばらく眺めて、うれしさに心と身体をどっぷりとつける。そのあとは「いいなア」と思いながら、さっぱりと本をとじる。余韻に浸りながら帰路につく。


欲のままに我がままに、もっと、もっとと、インプットを続けたら、頭の中がごちゃまぜになってしまう。


「せっかく読むのだから、全部読まなきゃ、全部味わうことをしなきゃ、勿体ないでしょう?」

仰ることは、とてもよく分かります。
かつてのわたしも、全部理解しよう、身につけようと尽力しましたから。

でも、でもね、


何を急ぐ必要があるのでしょうか。


ひとつなら、気に入ったものを手に入れ、持ち帰ることはできます。わたしには、まだ、これが精一杯。でも、それでいいんだよ。

それを、いくらよいものを見つけたって、つまらないものまで抱えこんで、両手に抱えきれないくらい苦しくなって、頭の中をカオスにする。挙げ句の果てに、記憶が混濁して、何がなんだか忘れてしまう。
かつてのわたしはそんなことばっかしてました。

そっちの方が、なんだか勿体ないような気がします。


ひとつだけなら、持って帰れる。それでいい。
だって、それなら、わたしのものにできる自信があるんだ。

そっちの方が、小さい努力でたくさんご褒美がもらえるんだ。



本は1ページ目から最後まで「読まなきゃいけない」ものじゃありません。
パラパラとめくり、1つ、いいなと思った言葉が見つかれば、それで満足して、本をとじていい。

その瞬間に、いつもの自分から、「その言葉を好きな自分」にちょっとシフトできる気がするのです。



もし、らくになれるかもって思ったら、思い出して、試してみてください。
試さなくてもいいですよ。わたしの読み方は、ちょっと変わってますから。