読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

とりえかんざし

お休み中です

本を買うのは恥ずかしくない

それはいとたんたんとあっさりと。。

 

 

一昨日から、とある本を求めようと、書店をひたすら巡りに巡って二日がたちました。

簡潔に申しますと、 “人の目が気になって(恥ずかしくて)読みたい本を素直に買えない” という状態を、永遠と引きずっていたのです。


本をレジまで持っていくだけなんだのに - とりえかんざし

 

その後も、暇を見つけては、まだ行ったことのない書店に向かっては、お目当ての本棚の前でたむろしている高校生や、タイミング悪く本棚整理をしている書店員の言葉なき圧(被害妄想である)に負けに負け、手ぶらで店を後にしたりと、ほんとどうしようもない情けないこと。これが昨日のことでした。

  

それでも読みたい欲求は薄れることもなく、むしろどんどん濃くなっていくのが、わたしを次なる書店へと導きます

 

そして、ついにそのときがやってくる

 

今日、とある書店、もう目当てのものが、だいたいどのコーナーの本棚にあるか、直感でわかるようになってしまったわたしは、まっすぐと、目的の本にたどり着きます。

 

ターゲットを確認後、ふうーっと息をついて、さらに心を落ち着かせるために他の本棚を眺めながら、レジに並ぶ覚悟をきめるメーターを満タンにするべく、店舗全体をさまよい歩きます(すでに怪しいし、あほです)。

 

一通り眺め終わって、まだ覚悟は半分もきまっていなかったのですが、もう終わりにしようと、とりあえず本を手にとって、持ったまま、またさまよい歩きました。

 

持ちながら歩いたのが効いたのか、手になじんだのでしょうか、だんだんと気持ちが楽になってきて、レジの近くの本棚で、いつ並んでやりましょうかと、チラチラッとタイミングを見計らうまでに至ったのです。

 

そして、どこかのおじいさんがレジにならんだその時、意を決して、その後ろに並ぶことに成功したのです。その本だけを持って。

 

わたしの順番がくると、もう、それはもう、、、


f:id:torieee:20160830235239j:image

 

普通にレジをしてくれました(当たり前である)。

 

とてもあっさりと会計が済んでしまい、わたしの懸念材料であった謎の恥ずかしさも木っ端みじんに砕けて台風のようにどこかへと過ぎ去っていきます

 

後に残ったのは、手元にある本の、軽くて重い、変な達成感と、それでもうれしい、これからの読書ある暮らしの楽しみだけでした

 

 

帰り道、本を入れた手提げの、ちょっと分厚くなってずっしりしたのを感じながら。