とりえかんざし

いつもなにかにこころをよせて、恋していたい

流れる言葉、溢れる言葉

最近は凶器でしかなかった「言葉」。

色のイメージは真っ黒もしくは真っ白で、形状はドロドロしている、その割には、鋭いカッターの刃の破片のようなものがその中にふんだんに混じっていて、誰かが放ったドロドロは、心に身体にへばりついては、醜い傷を永遠とつけていく。周りの人には視覚できず、致命傷にはならないから、ずっと痛くてつらい。

 

 

久々に、知性を持った、誰かに勇気を与えるような、「言葉」に出会った。

人には言えぬ、といいますか、言語化がむずかしい悩みは、本が解決の糸口になってくれる。無数にある本の中のどこかに、じぶんを捜す。求めるというよりは、向こうから意外なかたちでやってくる。

深刻な顔をしていると、本はわたしをからっと笑い飛ばしては、目を見開くような言葉を投げてくる、瞬間悟るわけではないけれど、じわじわとあったかくなってきて、身体中に染み込んで、すぐに溢れる。それを見て、やっと自覚して、さっきよりも呼吸がしやすいことに気がつく。

 

ぐるぐる回って混乱を極めていた指針は、明らかにどこかを指そうとしているように、変化した。まだ揺れは大きいけれど、今日見つけた言葉を何度も唱えて、すぐ近くでもいい、次の場所にたどり着きたい。