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とりえかんざし

日常と、絵と作文の“毎日更新”練習帳。いつもなにかに心を寄せて。恋していたい。

傘のお手入れ

日記 言葉・文

今日はいいお天気

視界の端に何かが映る

とあるお家の門からちらっと見えた

玄関先に傘が干してある

 

水玉模様の傘と紺色の傘

湿っぽいにおいのする木陰の下で

わたしの知らない文化がそこにはありました

傘が静かにひらいてて

そういえば昨日は雨ふりだったっけ

 

陰干しされている色とりどりの傘を見て

素敵だなあと溜め息をついて

ちょっと眺めて

ぼーっといつもの考え事

 

人間は時々視野が狭くなります

急ぐの然り

過ぎた欲望然り

悩むの然り

 

傘にまで目が行き届く

錆びたりしないように

手が行き届く

長く使えるように

 

傘でも子どもでも

部屋にあるモノでも家族でも

目が行き届いているということは

あなたはわたし

わたしはあなたっていうような感じの

愛で覆われている状態で

余分がなくて

洗練されていて

落ち着いていて

気持ちがよい

 

モノや受け取る情報を減らしてみたり

少しずつ習慣してみたり

いいこと真似したり

素直にラクしてみたり

 

そうやって毎日工夫してって

ころころ変わる天気にも

わたしの心の空模様にも

ゆっくりとした言葉で

はっきりとした選択で

急ぐことなく動じない心で

 

見たいものを見る力で

対応してやり

心に留めておくだけじゃいけないからね

いつもあなたのものには全て

目を届かせてやって

愛をコミュニケーションして

さっぱりとした関係を築くんです

 

明日は傘を干してあげられる自分になっていますように