とりえかんざし

いつもなにかにこころをよせて、恋していたい

「きまり」は必要か

 

夢の中のはなしです

***

 

すごい店があった
すごい店にはなんだってあった
新しいものもあるし
古いものだってお得に求めることができた


わたしたちはそこで買い物をするのです
各々が欲しいものをなんでもかんでもカゴに入れて

買わなきゃ損です
衝動買いしたっておつりがくるほどの良い商品でいっぱい

 

なんだけれど


けれど、、、

 

 

なにかが足りなかった
美しくなかった
求めれば求めるほど良いはずのものだったとしても
求めれば求めるほど陳腐化していって

手にした瞬間輝きが失せてしまった

 

だれも何も言わないし
駄目なことはどこにもなくたって
“誰かが”心にそうなるよう仕込んでいて

罪悪感と具合悪さを無から作り出した

 

なにが足りないのか
どうして気持ちよくなれないのか


わたしたちには不自由も、叶わぬ夢も、痛みも、いわゆる“嫌なこと”というものをどこか遠いところで静かに愛していて
どうしてあるのと、あの頃に反発してた校則だって、わたしたちをよりいっそう輝かせていた気がして

 

ひとつだけわかったことがあって


わたしたちには「きまり」がひつようなんだということ

 

やぶったり、まもったりしたときに、うれしくなるようなきまりを